『木のハコ』平屋+ロフト

　平屋建てに見えますが小屋裏が室内として使用できる「木のハコ」の特徴を生かした建物です。

　南北に細長い土地ですが植栽の計画で奥行が生まれるので最初から植栽を意識して建物の配置を計画しました。

　東西南北、目的にかなった植栽を考えておくと生活に潤いが出来、気持ちの良い風と空気に包まれた室内空間になります。

　余裕のある土地なのでまずその事を第一に考えました。

　又、薪ストーブを生活の中心に置きどこからでも炎が楽しめる様にしました。

　ストーブの西の壁をコンクリートなど蓄熱体にするとその裏側の脱衣がとても暖かくなり乾燥するのでタオルなどすぐに乾きます。

　ストーブの間は室内干し空間にも使えますし、その先に半外空間の木製デッキを設けたので日常の外干し場所、休日のＢＢＱ、薪の仮置き場など多用途に使用できます。

　キッチンは伊那市高遠町で工場を構える「木の鈴」さんにお願いしました。

　無垢の栗の木を面材に使用したとても素敵な手づくりキッチンです。

　お施主様のご希望のミーレの食洗機を組み込んでもらっています。