太陽の熱エネルギー

OMソーラーは、自然の力をできるだけ活かそうという技術です。その考え方はいいけれど、自然の力だけでどこまでやれるの?と思われるかもしれません。

でも、そもそも住宅において私たちが必要とする温度はそれほど高くないのです。

太陽の熱エネルギー

太陽の熱エネルギー

太陽は、一日に1.49×10の19乗kj(キロジュール)の熱を地表に届けています。

これは、世界で1年間に使うエネルギー(石油換算:87億キロリットル)の、なんと16,000倍。

何もしないでも、これだけの熱が、私たちのすぐ頭の上にあり、家々の屋根に降り注いでいます。太陽のエネルギーは、最も身近なエネルギーと言えます。

もったいない!

エネルギーグラフ

もともと、私たちが住宅において必要とする温度はそれほど高くありません。冬の室温は20℃程度に保たれればよく、 給湯も40℃程度あれば事足ります。冷房は外気温から5℃程度低ければ快適です。

これらは、きわめて低レベルなエネルギーということができます。この程度のエネルギーに対して、 果たして2000℃ものソース(石油などを燃やした時の炎の温度)を消費する必要があるでしょうか。

左グラフにある通り、家庭用エネルギー消費の半分以上が低レベルな熱エネルギーであり、これらは自然の力を活かせば相当分まかなえます。

パソコンを動かすには、高レベルな電気エネルギーを必要としますが、暖房・給湯などに用いるエネルギーは、どれも低レベルなのです。

そうかといって、高度な電気エネルギーを否定しません。むしろ今後ますます必要になるでしょう。だからこそ、 家庭用エネルギーに高度なエネルギーを使うのはもったいない話です。その用途に見合ったエネルギーとして、太陽熱を有効に使いたいのです。

OMからのメッセージ

私たちは、ほどよく涼しければいいのであって、四六時中クーラーを回していたいわけではありません。
日向ぼっこの暖かさが嬉しいのであって、むやみに石油を浪費したいわけではありません。
お風呂や台所のお湯が欲しいのであって、原子力発電が欲しいわけではありません。

大事なことは、温かさや、涼しさや、お風呂や台所のお湯です。
一軒の家で消費するエネルギーの用途のうち、暖房・給湯が半分以上を占めています。
暖房なら20℃、給湯なら40~60℃もあればいいわけで、それなら太陽熱で十分につくりだせる温度です。

エネルギーマイルズの話

家庭でお湯がでるまでの過程

エネルギーをつくる過程にも目を向けてみます。

遠い中東からの石油にエネルギーを頼り切っているのは、よくよく考えると変なことです。そんなことを、日本はもう数十年来も続けています。

食べ物にしても、建材にしても、エネルギーにしても、同じこと。できるだけ近くにあるものを使えば、輸送コスト―環境負荷を減らすことにつながります。

高度エネルギーは、最終的に使われるまでのプロセスが、採掘、精製、貯蔵、輸送、発電、送電など、複雑で重厚長大です。それが「高度」といわれる理由でもありますが、 途中のロスが多く、大気汚染や放射性廃棄物などのゴミ処理も大きな問題です。

それに比べ、太陽熱エネルギーは、エネルギーの変換ロスが非常に少なく、巨大な装置に頼らなくても、私たちのすぐ頭の上に、屋根の上に、降り注いでいます。

「広く」「薄く」「まんべんなく」降り注ぐ太陽エネルギーは、一軒一軒の住宅が屋根そのものを受熱体として利用する方法が最も現実的であり、 エネルギーの性格に非常によくマッチしています。

ページ先頭へ